共働き夫婦必読!家計のストレスで夜も眠れない…
そんな悩めるあなたに贈る、別財布による幸せな家庭づくりの極意。円満の秘訣はコレだ!
ウチの夫婦仲が最悪なのは「お金の問題」が原因だった…?
こんにちは。ポンコツパパです。妻のポンコツママと結婚していて、二人とも正社員で働いている、ごくごく普通の共働き家庭です。
でも最近、お金のことでよくケンカをするように。特に毎月の生活費が底をつく頃になると、お互いに小遣いをねだり合う始末で…。
私がちょっと贅沢をしようものなら、妻はすぐに不機嫌な顔。でも妻だって、友達とのランチ代で散財してるくせに!なんだかイライラが募る一方で、夫婦の会話は減る一方。
そんな悪循環が続いたある日、妻がついに切り出してきました。
「ねえ、もう私たちお金のことで喧嘩したくないの。別々にお金を管理しない?」
ハッ、そういえば友人夫婦が別財布制を始めたと言っていたっけ。でも正直、ウチはまだそこまでしなくても大丈夫だろうと高をくくっていました。
しかし、このご時世に昭和の亭主関白スタイルを貫いても、家庭円満にはつながらない。妻の提案を受け入れるべきなのかもしれません。
そこで、私は思い切って言ってみることに。
「うん、やってみようか。別財布で家計を管理するってやつ?」
妻の顔が一瞬で明るくなりました。どうやら、以前から別財布について考えていたようです。
そう、時代はすっかり変わったのです。昭和の時代なら「夫の給料は妻のもの」という価値観が主流でした。でも今は共働きカップルが増え、お金の管理はお互いが自由にしたいというのが、イマドキ夫婦の本音なのかもしれません。
もちろん、専業主婦(主夫)やパート勤務など、どちらかに収入の偏りがある家庭なら、メインで稼ぐ方が家計を握るのもアリでしょう。でも、私たち夫婦のようにフルタイムで働いているのに、片方に丸投げしているのは”ナニカ”おかしい…そんな違和感は以前からあったんです。
そこで、私たちは新生活のスタートダッシュを切るべく、別財布制を導入してみることを決意。果たして賢明な判断だったのでしょうか?
財布を分けたら「お金の話し合い」が増えた理由
「別財布スタート、よーいドン!」
…と意気揚々と始めてみたものの、いざふたを開けてみれば、戸惑いの連続。
「えっ、これってどっちが払うの?」
「家計簿はどうやって付ければいいの?」
細かいルール決めで、ちょっと口論になることもありました。
でも、そんな試行錯誤を繰り返すうち、気付いたことがあります。それは、お金について2人で話す機会が格段に増えたこと。
「今月は残業代が入ったから、子供と一緒に外食しちゃおうかな」
「来月は車検だから、ちょっと出費を抑えないとね」
収支のことを隠さず、オープンに情報交換するようになったのです。
そうした何気ない会話の積み重ねが、お金の使い方への相互理解を深めてくれました。そして自然と、家計への意識も高まっていったように思います。
実際、別財布制には次のような効果があるとか。
もちろん、すべての夫婦に別財布が合うわけではありません。収入格差が大きかったり、どちらかが専業主婦(主夫)だったりするご家庭では、従来の財布事情の方がフィットするでしょう。
でも、共働きで収入が拮抗しているなら、一度は別財布という選択肢を考えてみる価値はあると思います。むしろ、お金のことで対等にパートナーシップを組めるのは、働き方が似通っている夫婦だからこそなのかもしれません。
大切なのは、お金の多寡ではなく、ふたりで支え合い、助け合える関係性。「ウチは妻の収入が少ないから…」なんて言い訳せずに、思い切ってトライしてみませんか?
スムーズに別財布デビューするためのカギは「対話」にアリ!
さて、いざ別財布制をスタートするなら、事前の入念な打ち合わせが肝心です。あなたの新生活を、出鼻をくじかれることなく順風満帆なものにするコツを伝授しましょう。
お互いの「お財布事情」を全公開
年収はもちろん、ローンの返済額やへそくり事情まで、隠し事なくさらけ出し合いましょう。
生活費&貯金の「適正額」を導き出す
ライフスタイルに合わせて、二人で納得のいく金額を割り出すのがベスト。
自由に使える「おこづかい」を設定
残った収入は、各自の口座に入金。使途は自由だから、小遣い帳を付ける必要もナシ!
急な出費は「臨機応変」に対処
子供の習い事代や住宅ローンの繰り上げ返済など、柔軟に相談して決めましょう。
ルールは「柔軟に」アップデート
年収や家族構成の変化に合わせて、何度でも話し合って改善するのが賢明。
なるほど、別財布制の要は、とにかくコミュニケーションを密に取ること。お互いの考えをすり合わせながら、二人三脚で理想の形を探っていく作業が欠かせません。
でも、そこは夫婦の間柄。
「これが正解!」なんて答えは最初からないのだから、二人の幸せを基準に、ゆるやかにルールを決めていけばいいのです。
私たち夫婦の場合、生活費の負担割合で何度も話し合いました。
「うちは妻の収入が少ないから、俺が7:妻が3くらいでどう?」
「いやいや、5:5が理想でしょ。プライドの問題よ」
…なんてやり取りを繰り返した結果、「とりあえず6:4からスタートして、様子を見ながら調整しよう」という着地点に落ち着きました。
何より、お金の話がきっかけで、お互いの考え方や価値観が見えてきたように思います。
別財布というのは、家計管理の方法以上に、夫婦の心の距離を調節する恋のバロメーターなのかもしれません。
一緒に描く未来予想図。別財布が導く新しい夫婦のカタチとは
私たち夫婦は別財布をきっかけに、互いを思いやり、尊重し合うことの大切さに気付くことができました。
財布は別々でも、理想の未来は共有するもの。
「老後は海外移住したいね」
「子供の教育資金は計画的に貯めないと」
…そんな何気ない会話から、ふたりの人生設計を一緒に描く楽しさを知ったのです。
別財布という新しいスタイルは、お金を別々に管理するだけではありません。
夫婦が対等な立場で、より良いパートナーシップを築くための武器。
理想の未来を共に歩むための、新しい夫婦のカタチと言えるでしょう。
今こそ固定観念を捨てて、自分たちらしい家計のルールを作ってみませんか。
「こうあるべき」なんて思い込みは一旦リセット。
ゼロベースで向き合い、試行錯誤を重ねながら、オリジナルの家計管理術を編み出していく。
夫婦ふたりでしか描けない、世界でたったひとつの物語。
別財布という新しい船出が、あなたの人生を豊かに彩ってくれることでしょう。
最後に、ひとこと。
夫婦円満の秘訣は十人十色。
でもきっと、何よりも大切なのは、ふたりでつくる心の支えあいなのだと思います。
お金の話一つとっても、価値観のすれ違いは避けられません。
だからこそ、コツコツと対話を重ね、時には衝突しながらも、二人三脚で乗り越えていく。
別財布という新しいカタチを通して私が学んだのは、夫婦の絆の強さでした。
財布が別々でも、心はいつも一つ。
そんな温かな支え合いを、ぜひあなたの手でも育んでいってくださいね。
ポンコツパパ&ママより
心を込めて